新潟県オリジナル品種の越後姫

越後姫は雪国の気象条件の下、養分を蓄えながら、およそ二ヶ月かけてじっくり熟します。じっくり熟したいちごは、短期間で熟したいちごに比べて大粒で酸味が少ないのが特徴です。越後姫は、冬が長い新潟県の気候を生かし、一粒ひとつぶていねいに育てることができるため甘味の強い果実に仕上げることができるのです。

気温が低く日射量が少ない新潟では、いちごにとって過酷な環境が続きます。そのため、従来のいちご品種を新潟で栽培しても、甘くて大きないちごは育ちませんでした。そこで新潟オリジナルのいちごを作るため、昭和63年、新潟に適したいちごを作ろうと研究が進められます。育種から6年、当時いちご界の2強といわれていた関東地方の「女峰(にょほう)」、九州地方の「とよのか」や東方地方の「ベルルージュ」などの品種の交配、改良が行われ、「越後姫」が誕生しました。新潟の農家が想いをこめて出荷した越後姫は、多くの新潟県民に愛され、まさに新潟県のお姫様のようないちごへと成長しました。

果実の色つやが良い
へたの緑が濃し
形がふっくらと太っている

水気が付いている場合は拭き取り、果実が乾燥しないように食品用ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。食べる直前にへたを付けたまま洗うことがポイントです。